症例紹介

CASE

  • 2022.1.14 症例紹介

No.141外科症例(犬、ピックの誤食)

フルーツをピックに刺して与えていたところ、ピックごと飲み込んでしまったとのことで、すぐにかかりつけの病院を受診したミニチアダックスちゃん。

かかりつけ医の方では、便から出るまで様子を見ましょうと指示され、経過観察をしていましたが、2日経っても便から出てこないとのことで、当院にセカンドオピニオンとして来院されました。

お聞きしたところ、ピックは丸飲みの状態で食べてしまったとのことであったため、飼い主様とのご相談の上、内視鏡検査をすることとしました。

内視鏡検査で、すぐに白いピックを見つけました。

内視鏡での摘出は危険を伴うため、胃切開手術を行い、無事摘出しました。

<犬の異物誤食>

ワンちゃんの異物誤食は週に何件も来院されるほど、日常的に多い診療内容のひとつです。

誤飲してから1時間程度であれば、催吐処置(注射薬で嘔吐させる治療)を行い、院内で嘔吐させることが出来ます。しかし、鋭利なものや大きいものは食道内にひっかかる恐れがあるため、催吐処置や内視鏡での摘出は適応外です。

♦よくある異物・・・人間薬、チョコレート、ボール、竹串、梅干しの種、トウモロコシの芯、石、マスク、サランラップ、ウェットティッシュなど様々です。

♦治療・・・催吐処置(注射薬で嘔吐させる治療)、内視鏡による摘出、開腹手術による摘出です。

開腹手術には、胃切開手術や腸切開手術があります。これは異物が閉塞している部分がどこかによって手術方法が決まります。

♦予後・・・中毒性の強い異物や鋭利な異物ものでない場合、予後は大変良好です。中毒性の強い物を誤食した場合は、胃洗浄や胃粘膜保護剤・吸着薬なども併用して治療します。鋭利な異物の場合、胃や腸を穿孔させていない場合は良好です。穿孔が認められた場合は、感染に対する治療や腹膜炎などの治療も併せて行います。

皆さんも異物を誤食したことに気付いた場合には、いち早く病院にご連絡下さい。早ければ早いほど、治療の選択の幅が広がります。

今回の症例も、無事に胃の中から鋭利な異物を取り出せた事を大変喜んでいらっしゃいました。

数日後、元気に退院していきました。

 

 

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