症例紹介
CASE
- 2023.8.28
No.202外科症例（犬、17歳、巨大腹腔内腫瘤）
17歳の男の子の症例です。
食欲旺盛なおじいちゃん犬ですが、前日から突然食べなくなったとのことで検査をすることになりました。
レントゲン検査と超音波検査で、腹腔内に巨大な腫瘤病変があることが判明しました。
レントゲン検査の画像 ⇒⇒⇒ 
超音波検査の画像 ⇒⇒⇒ 
開腹時に大きな腫瘤病変が認められ、体網膜に重度に癒着していました。そのため、体網膜から癒着している部位を慎重に剥がし、腫瘤だけにして摘出します。
摘出して腫瘤は直径９ｃｍのとても大きな腫瘤でした。
病理組織学的検査結果は「脂肪肉腫」という悪性腫瘍（癌）でした。
17歳の高齢犬くんですが、無事手術も終わり、麻酔にも耐えて目を覚ましてくれました！
手術後は翌日からご飯を食べ始めてくれて、徐々に元気になりました。今ではお家でゆっくり過ごし、美味しいご飯をモリモリと食べてくれています。
再発も高率に考えられる癌ですので、今後も検査を定期的にしましょうね。
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MORIYA Animal Hospital
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