症例紹介

CASE

  • 2024.9.12

No.271外科症例(犬、誤食における胃切開手術)

夜中に髪ゴムと化粧パフを嘔吐し、古淵の夜間救急病院に受診した5歳トイプードル、雄の症例です。

夜間救急病院で異物が胃の中に異物が残っていると診断され、翌日に夜間救急病院でそのまま手術を行う予定になっていたそうです。毛刈りもし、血液検査などの術前検査も完了し、翌朝の手術を待っていました。しかし、朝にレントゲン検査をしたところ、異物はみられないと再度診断され、手術は必要ないとのことで帰宅したそうです。

その後、自宅で様子を見ていたが、ひどい水様性下痢と血便を繰り返しているとのことで、当院にセカンドオピニオンとして来院されました。

レントゲン検査を再度行うと、胃内異物を疑う所見が見られたため、そのまま手術を行うこととしました。

胃の中に「3cm大のゴム製の異物」を2個を発見し、異物摘出をしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

小腸は異物による腸閉塞はなかったが、一部は重度に発赤し腫脹していました。そのため、異物が通過した際に傷ついたのではないかと考えました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

異物も無事に摘出でき、血便も改善し元気になりました。

 

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MORIYA Animal Hospital
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