症例紹介

CASE

  • 2024.12.11

No.290外科症例(犬、脂肪腫)

以前よりあった脂肪腫が大きくなってきてしまったため、手術を行った13歳のトイプードルです。

胸部を中心に5箇所、脂肪腫が出来ていました。

写真では4箇所の脂肪腫が映っています。

脂肪腫とは脂肪組織からなる良性腫瘍です。脂肪腫は、犬の皮下に発生するできものの中で最も多く、しばしばあちこちに多発します。
周りの組織に浸潤し、へばりついてしまうタイプの浸潤性脂肪腫は、筋肉に生じやすいと言われています。本症例も1箇所が浸潤性脂肪腫で、胸筋に固着していました。

それぞれ切除手術を行い、病理組織学的検査でも「脂肪腫」で取り切れているとの診断が下りました。同じ脂肪組織由来の腫瘍で脂肪肉腫という悪性ガンもあるので、鑑別診断が重要です。

術後の経過も良く、当日退院で経過観察となりました。

 

 

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