症例紹介

CASE

  • 2025.1.17

No.299外科症例(犬:ダックスフンド、根尖膿瘍)

目の下が腫れ上がってしまったという主訴でシニア犬が来院しました。

診察したところ、根尖膿瘍になってしまっていたため、全身麻酔をかけて抜歯を行いました。手術当日、元気に退院となりました。

根尖膿瘍とは、歯槽膿瘍・根尖周囲膿瘍とも呼ばれます。根尖部(歯の根っこ)やその周辺に炎症が起こり膿が溜まってしまう病気です。膿が多く溜まると顔にポコっと膨らみが出来たり、さらに進行すると皮膚に穴が空いて溜まった膿がダラダラと垂れてきます。
多くの症例は、顔が腫れている、目の下が腫れている、顔から血膿が出ているといった稟告で来院されます。鼻に瘻管ができると(口鼻腔婁と言います)、鼻水やくしゃみの症状が出ることもあります。

抗生剤や抗炎症薬で少し症状は緩和されますが、根本的な治療にはなり得ません。そのため、抜歯が必要となってきます。

オーラルケアの時は歯と歯肉の隙間(歯周ポケット)を丹念に磨いてあげると理想的です。歯磨き指導も行っていますので、ご希望の方はお声掛けください。

 

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MORIYA Animal Hospital
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