症例紹介

CASE

  • 2018.5.9

No4.外科症例(犬、膀胱結石)

膀胱という、おしっこを溜めておく袋の形をした臓器に結石が出来てしまうことがあります。一般的には、膀胱炎症状(何度もおしっこに行く、トイレから出てこない、おしっこをするときに痛い、おしっこに血が混ざる等)が出ますが、中には症状がほとんど無く健康診断の際にたまたま見つかることもあります。

結石の種類も様々あり、臨床で多く見かけるのは「ストラバイト結石(リン酸アンモニウムマグネシウム)」や「シュウ酸カルシウム」という種類のものです。結石も砂状の小さなものから、鶏の卵くらい大きいものまで様々です。また、石の色や形もバリエーションに富んでいます。

今回の症例は、他の疾患の治療中にレントゲン検査を行ったところ、たまたま膀胱結石が見つかった8歳の犬です。その後、元々治療していた病気が落ち着きましたが血尿が出始めた為、手術に踏み切りました。

結石を分析した結果は「シュウ酸カルシウム結石」でした。術後の調子はとても良く、手術翌日にはご飯をモリモリ食べて、おしっこもしっかり出来ることが確認できたので、すぐに退院できました♬

←小さな結石がたくさん膀胱の中に見えます

←違う症例のレントゲンです。結石がこんなに大きくなることもあります。人の親指の半分くらいの大きさです。この子は、お腹を触診すると、ゴリゴリ結石が触れる様な状態でした。

 

 

 

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