症例紹介

CASE

  • 2018.10.2

歯科処置症例(犬、根尖膿瘍)

数日前に目の下が腫れたという主訴で来院したシニア犬です。当院にいらした時には、すでに腫れは引いて治っていました。

原因を探っていくと、根尖膿瘍の疑いが強く、翌日に全身麻酔下で処置を行いました。

根尖膿瘍とは、歯周病が重篤化し、歯の根っこにまで及ぶ深い歯周ポケットができることで、本来靭帯や歯肉でガードされているはずの歯の根元に膿が溜まります。その結果、目の下や頬が腫れたり、腫れが強くなると皮膚に穴が開いて中から膿が出てくる病気です。

抗生剤を投与するなど、内科療法を行って、一時的に症状が治まったとしても、根本的な原因を取り除かなければ、何度でも同じ症状に悩まされてしまう病気です。

今回、根尖膿瘍を起こしている歯を抜歯すると、中から歯と同じくらい大きな膿の塊が出てきました。

歯石取りも併せて行い、とってもきれいな口になりました。

     

これからは、今まで以上にオーラルケアを徹底し、今の良好な状態が少しでも長持ちするように頑張りましょうね♪

 

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