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  • 2026.5.27

※ この夏は熱中症に注意① ※ 予防について

今年は40度近い猛暑が予想されますので、『暑さ対策』は必須です!


熱中症は、人間だと頭痛や眩暈、吐き気や倦怠感、重症化すると意識障害を引き起こす可能性のある緊急性の高い病気です。
意外と知られていませんが、動物はさらに熱中症になりやすく、重症化しやすい傾向にあります。どうやって熱中症を予防するか、ペットが熱中症になってしまったときどう対処したらいいか、正しい知識を知らない方はまだまだたくさんいらっしゃると実感しています。ペットちゃんを守ってあげられるのは飼い主様しかいませんので、ぜひこの機会に熱中症の理解を一緒に深めていきましょう!
  今回は「熱中症の予防」について詳しくお伝えしていきます!

 

まずは熱中症の基礎知識から学んでいきましょう!

熱中症とは?

熱中症とは体温の調節が出来なくなり異常に体温が高くなったり、脱水症状を引き起こす病態です。熱中症の主な初期症状は、過剰なパンティング(口を開けてハアハアすること)、起き上がれずぐったりしている、目や舌など口の中の粘膜部分がいつもより赤くなる、普段より心拍数が多いなどがあげられます。対処が遅れると、高い体温により筋肉が融解したり、脳細胞が働かなくなってしまったり、全身のあらゆる臓器に異常が出る多臓器不全になってしまう、命に関わる恐ろしい病態です。

どうして動物の方が熱中症になりやすいの?

人間は全身から汗をかき、それが気化することで、効率よく体温を下げるということができます。
一方、動物は全身が毛で覆われている上に、足の裏など体のわずかな部分しか汗をかくことができません。汗をかいて体温調節ができない代わりに、口を開けてハアハアと激しくパンティングすることによって、唾液を気化させて体内の熱を外に出し、体温を下げています。日本の夏に代表されるような高温多湿であったり、短頭種の子、もともと気管に問題がある子の場合など、この方法がうまく機能しないことがあります。
また、動物は体高(人で言う身長)が低く、より地面に近いところを歩きますので、アスファルトの熱や太陽光の跳ね返しがダイレクトに伝わってしまいます。

それらの結果、人より熱中症になる危険性が大きいと言われています。
パグやフレンチ・ブルドッグ、ボストン・テリアなど短頭種の子は、気管が細い、鼻の穴が狭い、舌が厚い、咽頭(のどの辺り)が狭いなどのトラブルを持っている子が多い犬種のため、体の中に熱がこもりやすいため、さらに注意が必要です。

熱中症になりやすい状況

熱中症になりやすい状況No.1が多いのは、「日中のお散歩」です。うん、納得ですね。ただ、No.2が「屋内で過ごしているとき」なのはみなさんご存じでしたか?屋内だから大丈夫、という変な安心感は禁物です!ちなみに人間も屋内で熱中症になってしまうケースは非常に多いですのでご注意ください。

さて、ここまでのお話で熱中症のイメージが少し固まってきましたか?ここからが本題「予防」についてです!

 

熱中症の予防

①お出かけ時の予防策

お散歩のタイミングはいつ?

暑い時期は、どのタイミングで散歩に行くか迷ってしまうと思います。

一般的に推奨されている時間帯は、日が昇り切る前:早朝4~6時頃、日が沈み地面が冷めてから:夕方~夜になります。ただ、日によっては朝5時でもジリジリと暑さを感じるようなことがあったり、夜10時でもアスファルトに昼間の暑さ(放射熱と言います)が残っていることもありますので、都度、適切かどうか見極めてあげてくださいね!
また、暑い時間帯でも土があって木が生い茂っているような場所はお散歩しやすかったりします。自然のある公園まで車で行って、お散歩させてあげるのも良いかもしれません。

昼間の暑い時間帯はアスファルトが60℃近くになります。また、マンホールの上は70℃近くに熱くなります。足の裏を火傷してしまったり、地面を漂う熱風によりさらに熱中症リスクが高まります。地面に下ろす前に必ず人の手で5秒ほど地面を触って、温度をチェックしてあげてください。

あると便利かも!?

お散歩中はクールリングや冷却ジェルを首周りに巻いてあげることも有効です。ただ、毛の厚みがある子や毛量が多い子は期待していた効果が発揮されないことがあるので、首周りの毛を濡らしておいてあげて、冷感が首の太い血管にしっかりと伝わるようにしてあげると良いでしょう。また、お散歩中の休憩時に脇の下や後肢の付け根を冷やしてあげることもお勧めです。

お水も忘れずに持っていきましょう。疲れる前にこまめな休憩をし、お水を飲ませてあげてください。ミネラルウォーターは膀胱結石のリスクが高くなるため、水道水をお家から持って行ってあげると安心です。

車内は要注意

併せて覚えておいていただきたいのは、エアコンのかかっていない車内に置いていくのは短時間でも危険ということです。5分でも危ないですので、絶対にペットちゃんを車においていかないでください。気温によっては、窓を開けておいても短時間で亡くなってしまします。

②お留守番中の予防策

まずは、いつでも飲めるよう新鮮な水をたっぷりと置いてあげてください。中に氷を入れてあげるのも良いでしょう。また、2Lの大きめのペットボトルに水を入れ凍らしたものを置いてあげることも有効です。ジワジワと溶けていく間にペットボトルに冷たい結露が付くので、氷水より長い時間冷たさを楽しむことができます。

鉄板や冷却ジェルで出来ているクールマットもお部屋に置いてあげると良いかもしれません。ただ、室温が暑いとクールマットが機能しないので、十分注意してください。あくまで、クーラーのプラスα的な存在です。

室温の設定温度

屋内は屋外と違い直射日光が当たることは少ないですが、高温多湿になりやすくなっています。最近では温暖化の影響もあり、夏にエアコンをつけるお家が殆どかと思いますが、人間の過ごしやすい温度が必ずしも動物たちにとって適温とは限りません。エアコンの設定温度を25~28℃にしているご家庭も多いと思いますが、実際の適温は実はもっと低いのです。
さらにお留守番中でもよく動く活発な子、よく吠える子、短頭種などは体温が上がりやすいのでそれらを考慮して温度設定をしてあげましょう。

 犬の最適な室温は21~25℃程度、湿度は50%以下と言われています。クーラーを24度で付けてもいても、クーラーの性能、部屋の配置、気温の高い日など、様々な条件に影響を受けるため、設定温度以上になってしまうことがよくあります。そのため、温度計、湿度計を設置し、しっかりチェックしてあげると安心です。また、短頭種は、他の犬種よりも低めの室温に設定しましょう。
また、お部屋が涼しくてもキャットタワーの上の空調が熱くなっていることもあります。温かい空気は上に溜まりやすいですので、猫ちゃんの飼い主様はぜひ高さにも注意して温度確認をお願いします!

猫ちゃんに多いお悩みですが、せっかくクーラーを付けてあげていても別室の熱い部屋に行ってしまう、窓辺で日向ぼっこするのが大好きでカーテン裏の熱いエリアで過ごしてしまうなんてこともありますよね。。。温かい場所が大好きな猫ちゃんも熱中症のリスクに変わりはありませんので、窓に断熱シートを貼ってあげたり、キャットタワーを窓辺から離したり、場合によっては涼しい部屋から出ないようにすることも必要かもしれません。寒いかな?と心配でしたら、お部屋にブランケットなど置いてあげると、安心ですね♪

これからいよいよ暑さも本番!今年は例年より熱くなる時期が早いですので、例年以上に注意して元気に夏を乗り越えましょう!!!もちろん人の熱中症対策も忘れずにお願いしますね!

次は応急処置編!

 

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