症例紹介

CASE

  • 2019.7.25

No35.外科症例(猫、臍ヘルニア)

保護して初めての健康チェックの時に、臍ヘルニアが見つかりました。その時点では、まだまだ体が未熟であったため、去勢手術のタイミングを目安に経過観察をしていました。しかし、体の成長に合わせてヘルニアの穴の大きさもどんどん大きくなり、その後2回目のワクチン接種の問診時にヘルニア孔から腸管が出てしまっていたことが確認されたため、安全のため早期の整復手術となりました。

←小さな体に大きな臍ヘルニアがあります。中から、腸管が出てきており、お腹の皮膚から透けて見えている状態でした。

 

←手術の写真。ぽっかりと大きな穴が開いていることが確認されます。

手術は無事成功し、綺麗なぺったんこのお腹になりました。

臍ヘルニアや鼠経ヘルニアはよく見かける病気です。しかし中には、ヘルニアの穴から臓器が出たままくっついてしまう場合(「嵌頓かんとん」と言います。)や、出た状態で血液の巡りが悪くなり臓器が壊死してしまう場合など、大きなトラブルになってしまうケースもありますので、早めの治療をおすすめします。何か心配なことがありましたら、すぐにご相談ください。

 

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