症例紹介
CASE
- 2021.1.23
No89.外科症例(犬、尿道閉塞、結石摘出)
症例は、おしっこが出にくいという主訴で来院しました。
お腹を触診をすると、膀胱がパンパンに膨らんでおり、そのまま精査を行いました。
レントゲン検査、エコー検査を行い、膀胱から外に繋がる「尿道」と呼ばれる管の入口に大きな膀胱結石が挟まっていることがわかりました。
おしっこが出なく緊急性が高かったため、その日のうちに緊急手術を実施しました。膀胱から尿道にかけて膀胱結石が挟まりこんでいたため、膀胱の壁の一部が壊死しかけていました。
手術で摘出された膀胱結石は大変大きく、手術直後からおしっこがしっかりと出るようになり、手術前より顔色も良くなりました。
入院中も体調は落ち着いており、無事に退院となりました。
おしっこが出にくい、おしっこの量が少ない、トイレに何度も行く、トイレでしゃがむ時間が長いなど、気になるサインが見つかったらすぐにご相談ください!冬は膀胱炎をはじめ、排尿トラブルが多くなる季節です。また、尿が出なくなってしまうと体調が急変することも多々ありますので、みなさんも十分ご注意ください!
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MORIYA Animal Hospital
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