再生医療
REGENERATE
再生医療の流れ
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- STEP 1まずはカウンセリング予約を!
- つきみ野病院でのカウンセリングとなります。
電話予約お待ちしております(土日祝日も可能。)
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- STEP 2カウンセリング当日
- ペットちゃんとご一緒にご来院ください。(体調が芳しくない場合はご相談ください)
より詳しく診察を行うため、既往歴、投薬中の薬、検査結果など、資料がありましたら是非お持ちください。
診察をした後、その子が再生医療の適応か等の最終判断をさせていただきます。
再生医療の治療の流れや費用、治療当日の注意事項など詳しくご説明いたします。
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- STEP 3再生医療の治療当日
再生医療の新たな可能性
当院での再生医療分野
①幹細胞療法
②キラーセル療法 ガン細胞を殺すキラー細胞を血液から採取し、体外で増殖させ、血管内に戻すことでガン細胞を抑制する治療法
※分化とは・・・一つの細胞が発達してそれぞれの役割を持つこと
幹細胞療法とは
最近、人医療でも注目されている「再生医療」。
再生医療とは、生物が持つ細胞や再生能力を利用して、病気を治す医療です。
その時に利用されるのが、幹細胞(かんさいぼう)です。
幹細胞という言葉を耳にしたことがある人は多いかもしれません。
では、幹細胞とは何でしょうか?
幹細胞とは、以下の2つの能力を持ち、際限なく増殖できる特殊な細胞です。
①自己複製能
②多分化能 別の様々な種類の細胞に分化する能力
この2つの能力により、発生や組織の再生などを担う細胞です。
幹細胞は胚性幹細胞(ES細胞)、体性幹細胞、iPS細胞に分類されます。
獣医療における再生医療
主に脂肪由来幹細胞(ADSC)が主に使用されます。
脂肪由来幹細胞(ADSC)のすごい能力
①自己複製能力
②多分化能
③サイトカイン分泌
④ホーミング能力
幹細胞療法はどんな症例に適応なの?
作用効果は、「免疫調節作用」「抗炎症作用」です。
実際の使用例
症例1)ドライアイによる乾性角結膜炎(結膜への局所注入)
幹細胞療法の流れ
<自家細胞における幹細胞療法> 自分の脂肪組織から抽出した幹細胞を用いる方法
①幹細胞療法のご提案。
麻酔が可能か、また腫瘍病変がないか等、一般身体検査をする。
②幹細胞キットを発注し、取り寄せる。(通常2~3日かかる)
③キットが到着したら、全身麻酔下にて、皮下脂肪の0.5g程度採取する。
④二週間かけて、幹細胞を培養します。
⑤血管内に点滴投与または局所注入します。
<他家細胞における幹細胞療法> 他の犬から抽出した幹細胞を用いる方法
①身体検査をします(腫瘍病変の有無)。
②凍結保存されていた他家の幹細胞を解凍します。
③幹細胞を血管点滴または局所注入します。
※他家細胞での幹細胞療法は、麻酔のリスクが高い動物や麻酔を望まない方におすすめです。
キラーセル療法
新たなガン治療の可能性
キラーセル療法とは
人の医療では浸透しつつあるキラーセル療法。2019年からイヌのキラーセル療法が確立されました。
キラー細胞とは、がん細胞を攻撃する細胞です。そんなガンと戦う細胞を体外で増殖させ、血管に再度投与することで、ガンと戦う力を増強させる治療法です。
キラー細胞とは?
血液に乗って体内を巡回し、がん細胞などの異常な細胞を発見すると、即座に攻撃を仕掛けて殺傷する細胞です。
キラーセル療法の適応
- ガン腫瘤が完全切除できない症例
- ガン腫瘤を切除したが、再発の可能性が高い症例
- すでにガンが肺などに転移してしまっている症例
- 出来る限りガンを根治に近づけたい症例
キラーセル療法の流れ
①可能な限り、手術で腫瘍を除去する。(手術不適応の症例には行いません。)
②飼い主様の依頼をお受けしてから、再生医療幹細胞キットを手配します。
(通常は場合、3~5日で届きます)
③指定の日時に、ご来院頂き、採血します。
④2週間、キラー細胞を培養し、増殖させます。
⑤点滴処置により、増殖させたキラー細胞を体内に戻します。
多血小板血漿(PRP)療法
PRP療法は血液中に含まれる血小板の働きを利用する再生医療です。
血小板は何をしているのでしょうか?
血小板には、止血作用のほかに、損傷部位を修復する働きがあります。
損傷部位に直接働きかけて細胞増殖を促進し、修復機能を高め、自然治癒力によってケガや病気を治療します。
つまり、PRP療法は損傷の治癒を促進させる治療です。
<症例> 指が壊死し脱落した皮膚の再生