症例紹介

CASE

  • 2018.5.10

No6.外科症例(犬、膀胱結石・尿道閉塞)

6歳の雄犬で、おしっこの回数が増えた、排尿時かがむ時間が長くなった、排尿時のポーズが変わったとのことで来院しました。

レントゲン検査をすると、膀胱内に結石があるだけではなく、尿の通り道である尿道には7個もの結石が列になって詰まっており、カテーテルや超音波での尿道閉塞解除には限界があったため、手術を行いました。

まずはペニスの根元(ちょうどここは陰茎骨という、ペニスの芯になる骨がないので、手術に適しています)を開けて、尿道切開を行いすべての結石を除去し、次に膀胱を開けて膀胱切開で残りの結石を摘出し、無事に手術は終了しました。

かなりハードな内容の手術でしたので、次の日はおしっこも滴るようにしか出来ませんでしたが、手術2日後には久しぶりにしっかりと、まとまった量のおしっこをしてくれました。それ以降は見る見るうちに良化して、予定通り退院することができました!

大きな結石も怖いですが、小さな結石は詰まってしまう恐れがあるので、どちらも違った怖さがあります。とにかく無事に元気になってくれて、本当に良かった!

→膀胱の中と尿道にたくさんの結石が見えます。

 

 

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