症例紹介

CASE

  • 2018.5.21

No9.外科症例(犬、腸切開術)

症例は4ヶ月令の犬。数日前に靴下を何足分か食べてしまい、1足だけがまだ出てこない。来院当日の朝から、食欲がなく、吐きも多いとのことで来院されました。

レントゲン検査にて、本来はないはずの塊が腹部に映り、バリウム検査を行ったところ腸閉塞が強く疑われました。元々、元気いっぱいの子犬ちゃんですが、本人も流石にかなり辛いらしく、ぐったりしていた為、緊急の開腹手術を行いました。

お腹を開けてみると、やはり腸の中には大人用の靴下が1足詰まっており、腸がはち切れんばかりにパンパンに膨れていました。また、閉塞部の腸の損傷が強く、全体が赤く充血していました。幼い体でも手術に耐えて頑張ってくれたおかげで、手術翌日からは少しずつ元気を取り戻してくれました。日に日に改善し、無事に退院していきました。腸の状態を見ると、とても辛い状況だったと思いますが、本当によく辛抱してくれました。これで、また元気いっぱい遊びまわれるね(^^♪

←丸で囲った部分に本来ないはずの影が見えます。手術でお腹の中を確認すると、ここに靴下が詰まっていました。

 

 

 

←バリウム検査で時間を追って確認しても、造影剤が全く進んでいかない状況でした。

 

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