症例紹介CASE

  • 2018.4.21 症例紹介

熱中症にはご注意を!!!

夏のように熱くなる日も出始めた今日この頃。GWも近づき、お出掛けやアウトドアにぴったりなシーズン到来です。家族みんなでドライブに行ったり、お友達とキャンプをしたり、、、など想像しただけでも楽しめそうな位です(^^♪

ただ、熱中症はそんな楽しい日常に潜む本当に怖い病気です。冷房の効いていない車で5分お留守番していただけでも、熱中症になってしまう可能性があります。わんちゃんは汗をかけない動物ですので、人間以上に体温管理、特に熱を冷ますことが大変苦手です。人間は熱いと体中から汗を出し、その汗が蒸発する際にクールダウンしますが、わんちゃんはお口を開けてハァハァして熱を逃がしますしか体温管理の方法がないのです。そのため、体温調整の効率がとても悪いのです。

今年も既に、当院にも熱中症になってしまった子達が受診しております。

<症状>高熱、元気がなくなる、口を開けて呼吸する、ヨダレが多いなどです。症状が強くなると、舌の色が紫色~黒っぽい色になったり(チアノーゼ)、けいれん、失神などが起こり、ショック状態に陥り命に関わってきます。

<治療>健康な子でも若い子でも、急に命を落としてしまう病気ですので、熱中症が疑われる場合はもし迷った場合でもとにかく急いで受診してください。熱中症のあとは、血栓症のリスクも高まるため、急性期を切り抜けても注意が必要です。ショック状態の場合は挿管や心臓マッサージなどの蘇生措置が必要になることもあるので、一刻を争います。症状が軽度な子は通常通り待合室で診察の順番をお待ち頂くことがありますが、その間少しでも異変がありましたら、すぐに対応いたしますので必ずスタッフに声をおかけください。

<予防>熱中症で一番重要なは、やはり予防すること。熱中症は重度になると徹底的に手当てを施しても助けてあげられないこともある病気です。

1)どんなに短い時間でも決して車に一人にしないこと。これは、本当に本当に最重要です!

2)自宅で留守番をする際は、必ず温度管理をしっかり行ってください。室温の目安は20度前後です。人間が肌寒い位の室温がわんちゃんにとっては快適な室温です。とは言え、なかなかその日の気候も全てが予想通りになるとは限りません。熱すぎないか、寒すぎないか、心配になることも多いかと思います。そのときは、しっかりクーラーが効いて涼しいところ、ベッドなどがあり少し温まれるところを本人が自由に移動できるように工夫してあげてください。クールマットなどを使うことも有効ですが、室温が高いとクールマット本来の効果が発揮できないことも多いので注意しましょう。

3)お散歩中も要注意です。人間が歩く高さは、熱さもある程度で収まっていますが、背が低いワンちゃんたちが歩く高さは、アスファルト自体が高温になっていたり、日光の照り返しが強かったりして、夏場では60度近くになります。仮に夕方で日が落ちていても、熱くなったアスファルトが冷め切るまでには思った以上に時間がかかりますので、お散歩前には飼い主さんが手でアスファルトの温度を確認してあげてください。足の裏が火傷することもあります。また、熱い時間帯の外出を避ける、保冷材を巻いてお散歩する、こまめに水分をとる、できるだけ木陰や涼しい公園などでお散歩をさせるなど、十分注意を払いましょう。

4)パグ、ブルドッグ、シーズーなどの鼻が短い短頭種は、特に注意が必要です。鼻が短いため、わんちゃんの中でもより一層体温調整ができません。

5)肥満もリスクを高める要因です。普段から体重管理に気を配りましょう。

 

病気に注意して、健康で楽しい夏にしましょう!!!!!

 

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MORIYA Animal Hospital
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