症例紹介
CASE
- 2024.9.8
No.269外科症例(犬、子宮蓄膿症)
犬、未避妊雌、10歳の症例です。
元気と食欲が低下したとの主訴で来院されました。
未避妊であることや月齢などを考え、子宮疾患の疑いを考慮し、超音波検査と血液検査をご提案しました。
超音波検査では予想通り、子宮内に液体貯留を認めました。また、血液検査でCRPという炎症マーカーの高値・白血球増加が認められたため、子宮蓄膿症の疑いと診断しました。
飼い主様と相談のうえ、手術を行うこととしました。
摘出した子宮は液体貯留のため、太くなっていました。
子宮内に貯留した液体を確認するために、摘出した子宮をメスで切ってみました。
中からは血様の液体(血膿)が大量に流出してきました。
貯留した液体を検査センターで培養してもらい、細菌感染と確定しました。
手術も無事におわりました。数日間入院治療を行います。
数日の入院で、元気に退院しました!
「子宮蓄膿症」は中高齢の未避妊雌に多く見られる子宮疾患です!
気になる方は定期的に子宮の検査を行いましょう。
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MORIYA Animal Hospital
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