症例紹介

CASE

  • 2024.5.30

No.238外科症例(猫、誤食、腸切開術)

嘔吐を主訴に来院した1歳の猫ちゃんです。来院した日の朝から嘔吐が始まり、食べた食餌も吐いてしまったということでした。対症療法への反応が薄く、食欲も落ちてきてしまったため、翌日の診察時に検査を行いました。

レントゲン検査、エコー検査にて胃の拡張、鬱滞、そしてバリウム検査にて腸管の流れが悪いことが確認されたため、腸閉塞を疑い試験開腹を行いました。

胃が大きく膨らんでいることがわかります。

バリウムを飲んで1.5時間経過しても胃からほとんど進んでいない様子が見て取れます。

空腸が異物が詰まったことによりパンパンに膨れて、腸閉塞を生じていました。腸切開術を行い、異物摘出を行い、硬い銀色の物が2つ摘出しました。

 

術後、丸まった塊を解くと、、、なんとチョコレートのアルミの包装紙でした!

美味しくてペットちゃん達にも魅力的なチョコレート。よく見られる誤食の原因です。とは言え、どんなに細心の注意を払っていても食べてしまうこともありますよね。万が一、食べてしまったときは、なるべく早く病院にいらしてください!その際には、誤食の内容がわかる時は現物をお持ちいただけると診察がよりスムーズです。

 

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MORIYA Animal Hospital
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