症例紹介

CASE

  • 2022.2.11 症例紹介

No.144外科症例(犬、子宮蓄膿症)

犬、ヨークシャーテリア、雌の症例です。

朝の早い時間に、問い合わせのご連絡を頂きました。本日中に手術が出来る病院を探していますとのことでした。

理由をお聞きすると、夜間の救急病院で「子宮蓄膿症」と診断され、本日中に手術をした方が良いと言われたためとの事でした。診断書等を持参していただき、当日の手術をお受けする事としました。血液検査でCRP上昇と超音波検査での子宮腫脹を確認致しました。

症状は最近飲水量が増えていて、陰部からかなりの量の出血があり、生理周期の乱れもあったとのことでした。

子宮内に液体貯留し、子宮が腫大していました。

<子宮蓄膿症>

子宮蓄膿症とは、子宮内で炎症が起こり、膿がたまる病気です。発情後の黄体期に発症しやすいと言われています。子宮蓄膿症には2種類あります。陰部から膿を排膿する「開放性」と排膿しない「閉鎖型」です。

原因の多くは、子宮内における細菌感染です。

元気低下、食欲低下、多飲多尿、腹部膨満、陰部から膿や血混じりの分泌物が出るなどの症状がみられます。初めは症状が目立たず、飼い主が気づかない場合が多いです。病態が悪化するに比例して、症状が見られるようになります。「閉鎖型」は開放型と違って、陰部からの排液がなく、飼い主様が病気に気付いた時には重篤な状態に陥っていることも多く見られますので、特に注意が必要です。

子宮蓄膿症は悪化すると、腎不全や敗血症、腹膜炎、DICなど重大な合併症を引き起こします。子宮破裂などを起こすと、腹腔内に膿が漏れ出て、死亡してしまう恐れもあります。

術後、大変元気でしたので、予定より2日早く退院させました。

早期発見や迅速な手術で救える命が増えます。避妊手術をされていない方は定期健診をお勧めいたします。

 

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