症例紹介
CASE
- 2024.4.25
No.237外科症例(犬、子宮内膜増殖症)
陰部からドロドロしたものが出ていて、量も増えてきたという主訴で4歳のシェルティーが来院しました。主訴の通り、陰部には透明でベタベタする悪臭の強い液がたくさん付着していました。元気食欲は問題なく、一般状態は良好とのことでした。
エコー検査を実施したところ、子宮全体が太く拡張しており、また内部には黒い影が拡がっている様子が確認できます。
すぐに手術で子宮卵巣を全摘出し、病理組織学的検査、細菌培養検査を行いました。その結果、子宮内膜増殖症と卵巣嚢胞との診断が下されました。
摘出した臓器です。
子宮の中にはブチブチと、白色の液を漏出する小さな濾胞が全域に出来ていました。このブチブチできている濾胞がエコー検査で黒い影として映っていたことがわかりました。
術後の経過も順調で、抜糸も予定通り無事終了。すっかり元気を取り戻してくれました。
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MORIYA Animal Hospital
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