症例紹介

CASE

  • 2024.7.26

No.242外科症例(フレンチブルドック、脾臓リンパ腫)

2024年1月に「なんとなく元気がない」とのことでフレンチブルドック君が来院されました。

パピーの頃から当院に通院されている子でした。今までに皮膚炎・外耳炎・中耳炎など色々治療されてきました。

10歳になったため、健康診断を予定していました。しかし、元気が低下しているとのことで健康診断を早めて全身検査することにしました。

腹部レントゲン検査で、腹腔内に大きな腫瘤病変が見つかりました。さらに超音波検査を行うことで、脾臓腫瘤と判明しました。大きさは6cm以上ある巨大腫瘤病変でしたので、すぐに緊急手術を行うこととしました。

緊急に開腹手術を行うと、腹腔内にはすでに出血がみられ、腫瘤が一部破裂していたことが判明しました。

術後の経過は良好で、すぐに元気を取り戻してくれました。そのため、術後3日で退院することができました。

摘出した脾臓腫瘤は病理組織検査において「悪性リンパ腫」と診断されました。

悪性リンパ腫である脾臓腫瘤が破裂していたことから、がん転移や腹腔内播種が予測されました。そのため、飼い主様と相談し、術後からキラー細胞療法という癌治療の再生医療を6クール行いました。そのため、現在は癌の転移は認められておらず、とても元気に生活してくれています!

 

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