症例紹介
CASE
- 2024.7.29
No.245外科症例(猫、膀胱結石摘出手術)
猫(ミヌエット)、4歳、避妊雌のハナちゃん。
「3カ月以上にわたり、他院で血尿の治療を続けているが改善されない」との主訴でセカンドオピニオンとしてご来院されました。
ご来院いただいた当日、レントゲン検査および超音波検査を行いました。
4個の大きめの結石が膀胱内に認められました。
膀胱結石による血尿と診断し、手術を行うことになりました。
摘出した膀胱結石はギザギザした結石で、のちに結石分析を行い「シュウ酸カルシウム結石」と判明しました。
手術後はレントゲン検査で結石が消失していることが確認できました。
シュウ酸カルシウム結石とは、「シュウ酸」「カルシウム」の2つの成分で生成された結石です。
このシュウ酸カルシウム結石は腎臓や尿管、膀胱、尿道に産生されます。処方食などでは溶解できない結石であるため、出来てしまうと手術が必要となります。
また再発率も高く、定期検査が必要となります。
頻尿や血尿など排尿異常がみられた場合は獣医師にご相談ください。
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MORIYA Animal Hospital
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