症例紹介
CASE
- 2024.8.29
No.264外科症例(犬、膀胱結石・脾臓摘出手術)
犬、ノーフォークテリア系MIX、7歳の雄の症例です!
数か月前より膀胱結石がレントゲン検査で確認されていましたが、手術を悩まれていました。この度、歯石除去手術をご希望され、同時に悩んでいた膀胱結石を摘出する手術を決心されました。
当日、手術前検査で血液検査およびレントゲン検査を行ったところ、腹腔内に大きな腫瘤病品が認められました。
追加検査として、超音波検査を行うこととしました。
超音波検査において、「脾臓の腫瘤病変」であることが判明しました。体重6㎏のノーフォークテリアであるのに対し、脾臓腫瘤は6cm大とかなり大型腫瘤でした。
そのため、当日予定していた歯石除去手術および膀胱結石摘出手術と同時に、脾臓摘出手術を追加して行うこととなりました。
脾臓腫瘤はかなり大きかったですが、脾臓破裂などの出血や周囲組織との癒着はなく、綺麗な状態で摘出できました。
脾臓の摘出にはサンダービートを用い、血管封止(シール)することで短時間で脾臓の摘出を行いました。
<THUNDERBEAT(サンダービート)とは・・>
バイポーラ高周波エネルギーと超音波エネルギーを統合した血管封止(シール)・切開剥離デバイスです。
血管のシール、止血に優れるバイポーラ高周波エネルギーと、組織の切開・剥離に優れる超音波エネルギーを同時出力します。それにより、1本のデバイスで血管の封止操作と組織の迅速な切開・剥離操作が可能です。より動物に負担の少ない低侵襲な手術を行いことができます。
同時に歯石除去手術と膀胱結石摘出手術を行いました。複数の膀胱結石を摘出しました。
摘出した脾臓は「悪性リンパ腫」でした。手術後から、キラー細胞療法という再生医療でがん治療を始めました。
本日も再生医療(キラー細胞療法)で来院しました!!!
がんの転移もなく、元気に過ごしています。
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MORIYA Animal Hospital
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