症例紹介

CASE

  • 2024.8.30

No.265外科症例(猫、脾臓の肥満細胞腫)

猫、ノルウェージャン、7歳の症例です。

健康診断キャンペーンを利用して、Cコースを受けました。その際、レントゲン検査にて脾臓が大きめであることが分かりました。

さらなる精密検査を推奨し、超音波検査を行いました。超音波検査においても、脾臓が大きかったため、細胞診(FNA)を実施し、検査センターに提出しました。

細胞診の結果は「肥満細胞腫」でありました。

そのため、脾臓摘出の手術が必要と判断し、手術の予定を立てることになりました。

心臓が大きく、心臓病も併発しているため、術前検査でしっかり心臓検査にて評価を行ったうえで、手術を行いました。

摘出した脾臓は猫に対して大きく、全体的に腫大したものでした。この猫ちゃんの脾臓の大きさは手のひらサイズです!かなり大きいですね。

手術も成功し、3日間の入院治療中も元気にご飯も食べることが出来たため、無事に退院しました。

摘出した脾臓を病理組織学的検査に外注し、「肥満細胞腫」と確定しました。

そのため、抗ヒスタミン薬の投薬やH2ブロッカーの投薬などを行い、肥満細胞におけるヒスタミンによる随伴症状を予防しています。

また、キラー細胞療法という再生医療を全6回行い、多臓器の転移を抑制する治療を行いました。

現在も元気に生活でき、今度また健康診断を受けることをご希望しています。

 

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