症例紹介
CASE
- 2024.9.20
No.276外科症例(犬、ストッキングの誤食、胃切開)
昨夜、ストッキングを食べてしまったという8歳のスピッツ。
内視鏡検査でストッキングを確認しましたが、取り出しきれそうになく、そのまま開腹手術となりました。胃の中から取り出したストッキングは丸々1足そのままの状態でした!
さすがにこのサイズになると、内視鏡ではなかなか太刀打ちできません。
術後も体調が乱れることもなく、順調に退院となりました。
意外に多い、ストッキングや靴下の誤食。このような形状の異物は「紐状(ひもじょう)異物」と言われ、異物の中でもリスクの高い危険な種類です。
紐状の異物が引っかかると、腸が動くたびに短く折り畳まれたようになってしまいます。その見た目がアコーディオンによく似ているため、「アコーディオン状」と言われています。
腸が動くたびに、異物によって腸が内側から切られてしまい、腸が裂けたり、その結果、腹膜炎になってしまいます。
みなさんも紐状異物には十分ご注意くださいね!
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MORIYA Animal Hospital
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