症例紹介

CASE

  • 2024.12.16

No.292外科症例(犬:MIX犬、子宮水腫)

11歳のミックス犬です。3日前から続く下痢と悪心、咳を主訴に初診でご来院されました。

心雑音が聴取されたため、心臓のエコー検査を含め全身のスクリーニング検査を行いました。心臓は僧帽弁閉鎖不全症という病気が見つかり、内科治療を開始することとなりました。

さらに検査を進めてみると、CRP(炎症マーカー)の上昇と子宮の拡張が認められました。

丸で囲った部分は、子宮が拡張しています。中が黒く映っており、子宮の中に液体が貯留していることがわかります。

下の写真は摘出した卵巣と子宮です。

丸で囲った卵巣には小さな水ぶくれの水腫が出来ています。また、子宮全体がパンパンに膨らんでいます。

手術直後も入院室でしっかりとモニタリングを続け、容態も安定しました。心臓の病気があり、麻酔リスクも懸念されましたが、何事もなく安心しました。

病理組織学的検査でも腫瘍などは特に見つからず、今ではすっかり元気いっぱい♫無事に治療終了です♫

 

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