症例紹介

CASE

  • 2024.12.19

No.294外科症例(犬、子宮蓄膿症)

9歳のヨークシャーテリアの子です。2日前からの下痢、元気消失、2回の嘔吐、食欲低下でご来院されました。

久しぶりのご来院でしたが、最終のご来院時より体重も落ち、水も全く飲まない状態だったため、検査をさせてもらいました。検査の結果は、子宮蓄膿症でした。

子宮蓄膿症は猫よりも犬で見られることが多いと言われています。10歳以降で、避妊手術を受けていない雌犬が子宮蓄膿症になるリスクは25%と報告があります。子宮蓄膿症の子から分離される細菌で一番多いものは大腸菌です。細菌感染が敗血症やエンドトキシン血症に進行するおそれもあります。子宮蓄膿症になると、低血糖、腎機能不全、肝機能不全、貧血などの異常に繋がることんもあります。

そのため、発症から少しでも早く治療を施してあげることが非常に大切です。治療は外科手術にて卵巣と子宮の全摘出を行うことです。

手術を行い、数日入院しました。

元々甘えん坊さんだったので、飼い主さんは入院のことをご心配されていました。術後3日目には早めに退院し、お家でのんびり療養をしていただきました!今では食欲旺盛、元気いっぱいに過ごしています♫

 

 

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