症例紹介

CASE

  • 2021.10.22

No127.外科症例(犬、外傷による皮下壊死)

13歳の柴犬が背部が出血しているとの主訴で来院されました。

特に思い当たる原因がないとのことでした。皮膚は広範囲に離開し、皮下の壊死が認められました。

まず、外用薬で感染を抑え、数日後に外科手術を行うこととしました。プロントザンという外用薬で、最近のバイオフィルム形成を抑制し、抗生剤注射で感染を防止しました。

手術を行うための術前検査で腎不全も発見し、3日間の入院治療で点滴を行い、術後の腎機能悪化のリスクを軽減することとしました。

術後も食欲があり、とても良好でした。術創の腫れもなく、元気に退院しました。

 

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