症例紹介

CASE

  • 2021.10.24

No129.外科症例(猫、膀胱結石および尿道結石摘出術)

11歳の雄、スコティッシュフォールドが1日前より尿が出ないとのことで来院されました。

膀胱には尿が重度に貯留していたため、尿道閉塞を疑い、レントゲン検査を行いました。レントゲン検査では、膀胱および尿道に多数の結石が認められたため、結石による尿道閉塞と診断。手術による結石摘出が第一選択となるため、ご提案いたしました。

緊急で手術をすることとなりました。膀胱は重度の充出血により、赤色化していました。尿も出血が強く、赤色の尿が膀胱内に充満していました。膀胱粘膜は脆弱化していました。

手術により、多数の結石が摘出できました。

術後のレントゲン検査で、全ての結石を摘出したことを確認し、手術は無事に成功しました。

数日の入院で自力排尿が可能となったため、退院致しました。

雄猫の結石症による尿道閉塞はよく見られる病気の1つです。

未然に防ぐために、健康診断や定期健診での尿検査やレントゲン検査を推奨致します。

 

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