症例紹介CASE

  • 2019.12.8 症例紹介

内科症例(猫、糖尿病性ケトアシドーシス、膵炎、黄疸)

食欲がないという主訴で来院したシニアの雑種猫。

検査を行ったところ、糖尿病性ケトアシドーシスというかなり深刻な病気が見つかりました。糖尿病性ケトアシドーシスとは、糖尿病が悪化し、ケトアシドーシスに進行してしまったということです。

糖尿病は血糖値を下げてくれる「インスリン」という成分が分泌されない、または分泌されていても不十分だったり効きが悪くなる病気です。そのため、血糖値を抑えることが出来ず、高血糖になってしまいます。また、本来出ないはずの尿にも糖が出ます(尿糖)。インスリンが不足することにより、食餌で採った栄養を細胞に取り込めなくなり、いくら食餌を食べていても細胞レベルでは栄養が足りなくなります。そうすると、体に蓄えている脂肪を肝臓で分解して緊急のエネルギー源とします。ただし、肝臓の機能に限界があり、その限界を超えてしまうと、「ケトン」という体にとって有毒な成分が増えてしまいケトアシドーシスとなります。

そのまま緊急入院をし、13日間徹底的に治療にあたらせてもらいました。膵炎や黄疸も併発していたため、インスリン抵抗性(インスリンの手当てが効きにくくなること)の状態にあったため、糖尿病のコントロールに多少時間を要しましたが、無事に退院となりました。

↑入院中もマイペースにのんびり過ごしていました。特殊なセンサーを付けて血糖値測定を行っているため、本人がセンサーを取ってしまわぬようにウェアを着ています。食餌もたくさん食べられるようになりました。

元気食欲もしっかり落ち着き、今はご自宅でのインスリン療法を頑張っています。

 

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