症例紹介

CASE

  • 2023.3.9

再生医療(犬、脂肪幹細胞療法、肝炎、黄疸、膵炎)

「1日前から食欲がない。吐いてしまった。」という主訴で15歳のシニア犬が来院されました。元気もなく静かにしているということでした。

精密検査をしてみると、黄疸と膵炎が判明しました。また、肝数値の重度上昇と低血糖も見られました。

黄疸には、タイプが3つあり、「肝前性黄疸(かんぜんせいおうだん)」、「肝性黄疸(かんせいおうだん)」、「肝後性黄疸(かんごせいおうだん)」に分かれます。今回の症例は検査の結果から肝性黄疸と診断し、入院治療を始めました。

肝臓や膵臓の炎症を抑える再生医療(脂肪幹細胞療法)、ステロイド療法、血管点滴など入院治療を開始したところ、入院4日で無事にお家に帰ることができました。退院後間もなく、再度、肝数値が上がってしまいましたが、飼い主さんがすぐにご来院してくださったため、早期に治療が再開でき、すぐに体調も持ち直してくれました。

今では、すっかり体重も元に戻り、のびのびとお家で過ごしてくれています。

 

 

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