症例紹介

CASE

  • 2021.6.23

内科症例(犬、自己免疫性溶血性貧血)

犬、トイプードル、雄、5歳

血尿を主訴に来院。食欲低下、元気は変わらずとのことでした。40.3度の発熱があり、尿検査を行うため、採尿しましたが、血尿がかなり強く、黒色に近い尿であった。

そのため膀胱炎ではなく、溶血性疾患を疑い、血液検査を実施しました。

血液は重度の自己凝集が認められ、異常値としては、HCT34.5%、血小板144K/μl、CRP9.4㎎/dlであったため、自己免疫性溶血性貧血を疑い、ステロイド治療をスタートしました。3日後も状態が安定しないため、二次診療施設に紹介しました。HCT12.7%と溶血が進んでおり、緊急で輸血をしました。ステロイド治療に免疫抑制剤を追加し、症状は徐々に改善しました。

今も投薬中ですが、貧血も改善され、とても元気に過ごしています。

 

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