症例紹介

CASE

  • 2020.7.23

再生医療(犬、椎間板ヘルニア・脂肪幹細胞療法)

突然、両側の後肢の麻痺が生じてしまった、シニアのダックスフントの症例です。数日前に一度キャンと鳴いた後、目立った症状がなくご自宅で様子を見ていたようですが、突然腰が全く立たなくなってしまったということで急遽来院されました。

内科療法を実施しましたが、依然として不全麻痺の症状が強く見られたため、発病4日目に再生医療の1種である脂肪幹細胞療法を実施しました。脂肪幹細胞は炎症を抑える効果があり、1時間ほどかけて血管から点滴で流して体内に入れます。

また、本症例は来院当初の神経反射が一切見受けられなかったため、レーザー治療も併用して2回行いました。

治療後、徐々に回復が認められ、再生医療(脂肪幹細胞療法)を受けてから11日目の再診時には両側の後肢を使って歩けるようになり、ご自宅での生活も問題なく送れるようになりました。

final

現在は、内服薬も使わずサプリメントのみで良好な状態が続いています。

 

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