症例紹介

CASE

  • 2018.6.18

椎体、肋骨の奇形

生まれながらにして、脊椎(背骨)の形や数が正常と異なる子がいます。一般的には、大きな症状が出ないことも多いですが、やはり健常な子に比べ、特に中~高齢期に背部痛のリスクが高まりますので、生活の工夫やサプリメントの使用などが望ましい場合があります。

奇形にも様々なタイプのものがあり、またそれにより重症度も異なりますので、レントゲン検査でチェックします。

←胸椎(胸の辺りの背骨)が過度に小さく、また形が不揃いです。黄色矢印は正常に近い形ですが、丸で囲ってある胸椎のほとんどが形が大きくばらつき、潰れたような形になっています。

←腰椎(腰の辺りの背骨)の数が1つ不足しています。本来、7本あるはずの骨が6本しかありません。

←黄色矢印は正常な形の胸椎ですが、丸で囲ってある辺りの胸椎はどれも大きく形が異なります。また、ピンク矢印の部分は山状に激しく湾曲し、脊髄(背中の太い神経)を圧迫している状態です。

このような子たちには、症状がまだ出ていない若いうちからケアを行うことでなるべく負担の少ない生活をさせてあげましょう!

 

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