症例紹介

CASE

  • 2023.7.28

No.198外科症例(18歳犬、胆石症における胆嚢摘出手術)

18歳のダックスちゃん、今までも胆石症、クッシング症候群、甲状腺機能低下症、膵炎、椎間板ヘルニアなど数々の病気と闘ってきました。

すべての病気が落ち着いていて、のんびりと過ごしていました。

そんなある日、嘔吐と下痢が始まりました。初日の血液検査では膵炎は認められましたが、肝臓の数値は正常でした。そのため、点滴や抗炎症薬の注射治療から開始しました。

症状は落ち着きましたが、尿の色が黄色に変化したとのことで、4日目に再度血液検査を行いました。それにより、肝酵素が急激に上昇し、黄疸になっていました。たった4日間で正常値であった肝酵素が急激に上昇したため、以前から患っていた胆石症による閉塞性黄疸と診断しました。

急激な悪化であったため、超高齢での手術を行うか飼い主様と充分相談し、緊急手術に踏み切ることとしました。

手術は無事に終了しました。18歳という高齢での手術でしたので、飼い主さまも悩まれていましたが、手術が成功し、順調に回復してきました。日に日に肝酵素や黄疸指数は減少し、元気や症状も安定してきました。

今では、のんびりと自宅でマイペースなシニアライフを送っています。

これからも20歳目指して頑張ろう!

 

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