症例紹介

CASE

  • 2022.6.8

No157.外科症例(犬、尾に発生した悪性腫瘍)

ボーダーコリーの雌、11歳の症例です。

数か月前から尾部の腫瘤に気付いていたが、様子を見ていたとのことでした。当院のトリミングサロンをご利用頂いた際に、獣医師から手術をご提案しました。

かなり大きな腫瘤であり、これ以上大きくなるようであれば手術が困難になる旨をお伝えし、手術の流れとなりました。

周囲組織との癒着が重度であったため、病理組織検査を目的として、マージンは取らずに腫瘤を切除致しました。

摘出した腫瘤は4cmと大きな腫瘤でした。

病理組織検査の結果は「浸潤性毛包上皮腫」という腫瘍でした。核分裂像も多数認められ浸潤性が高い腫瘍で、悪性の動向を示す腫瘍です。転移は少ないが、再発はし易いとされます。

今後、再発の可能性も考えられるため、断尾手術が必要と考えます。

 

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MORIYA Animal Hospital
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