献血のお願い
BLOOD DONATION
輸血で救える命があります
わんちゃん、ねこちゃんも病気やケガで輸血が必要となることがあります。
輸血が出来れば、救える子がいます。
輸血が出来れば、手術に耐えられる子がいます。
ただ、動物の医療現場では人間のような血液バンクは存在しません。
そのため、血液が必要となった時には個々の病院や飼い主様が自前で輸血の準備をしなくてはなりません。
当院では、スタッフが飼っている動物から採血したり、多頭飼いのお家であれば同居の子から採血することで血液を確保しています。
しかし、それだけでは決して充分とは言い切れないのが現状です。また、このようなシステムですと、輸血する血液を確保するのに、時間がかかってしまうことも稀に出てきます。
そこで、献血ドナーにご協力いただけるわんちゃん、ねこちゃんを募集しております。
病気で苦しむ誰かのために...
みなさまの勇気ある行動をお待ちしております。
A ドナーの条件
年齢 | 1~10歳 |
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体重 | 15kg以上 |
備考 |
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年齢 | 1~5歳 |
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体重 | 5kg以上 |
備考 |
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B ドナーになるための検査
- 一般血液検査
- 血液型判定
- FIV/FeLVチェック(ねこちゃんのみ)
- 血圧チェック
C 供血の流れ
注意)ドナーの条件A、ドナーの検査Bをクリアした子のみドナーになることができます。
- ドナーの協力が必要となった場合には病院からご連絡させていただきます。
- 採血当日は、ねこちゃんは念のため12時間の絶食の上、来院してください。
わんちゃんは絶食の必要はありません。
(なるべく麻酔をかけずに採血を行いますが、安全に採血するためにどうしても必要な場合には麻酔をかけさせて頂きます。麻酔をかけなかった場合には、採血後すぐに食餌を食べることが出来ます。) - 一時お預かりをして輸血前のドナー検査Bや、交差適合試験を行います。
交差適合試験とは、輸血を受ける子と輸血をする子の血液の相性を見る検査です。 - 全ての条件がクリアできたら、輸血採血します。採血は10分~20分ほどで終わります。
(採血部からの感染防止のため、首の毛を一部刈らせて頂きます。) - 採血量に合わせて、皮下点滴を行い採血後のケアをします。
- 麻酔をかけなかった子はお食餌です。献血をがんばったごほうびに病院からおいしい缶詰めをサービス♪
(アレルギーなど、食餌の制限がある子は事前にお伝え下さい) - 1時間ほど本人の体調を見させて頂き、問題がなければご帰宅となります。
(献血や検査にかかる費用は全て病院で負担させていただきます。)
お預かりした血液は一つ一つ大切に使わせていただきます。
D 病院からの感謝の気持ち
献血にご協力いただけた子には、次回の混合ワクチンを無料でサービスさせていただきます。
また、今回献血のために行った血液検査などは、健康診断の代わりとしても役立ちますので、飼い主様へのご説明と共に結果用紙をお渡し致します。