症例紹介

CASE

  • 2022.10.12

再生医療・脂肪幹細胞療法(猫・難治性歯肉口内炎・2回目投与)

以前にも、同じ疾患の治療のために、脂肪幹細胞療法を行った症例です。

難治性歯肉口内炎は名称の通り、「難治性」=「完全に治してあげることが難しい、出来ない。」病気です。1回目の脂肪幹細胞療法の後、約半年は痛みがとても落ち着いており、自宅でのケアで過ごしていました。

しかし、再度、口の痛みが強くなり、食餌が満足に食べられない、グルーミングが出来ない、ヨダレが飲み込めず口周りが不衛生になってしまう状況に陥ってしまいました。免疫能を高めるインターフェロン療法やステロイド療法などの一般的な治療を行い、いったんは痛みがなくなりましたが、またすぐに痛みが出てきてしまったため、この度2回目の脂肪幹細胞療法を行うこととなりました。

脂肪幹細胞療法は、1時間かけて血管から脂肪幹細胞を点滴で入れる方法です。体調の優れない子や高齢の子でも安心して治療を受けられることが特徴です。

治療を開始してすぐに食餌をモリモリ食べ始め、あっという間に口周りのグルーミングも出来るようになりました。あとは、今の過ごしやすい状況が一日でも長く続いてくれるよう、お家でのケアをがんばりましょうね。

 

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MORIYA Animal Hospital
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