症例紹介

CASE

  • 2024.2.1

No.227外科症例(犬、胆嚢粘液嚢腫)

食欲不振と食後の嘔吐を主訴に来院したシニア犬です。他院にて2ヶ月前に検査をしていて、健康状態に問題はなかったとのことで、飼い主さんのご希望によりまずは辛い症状を緩和してあげるための対症療法から始めました。

治療を始めて3日経ってもなかなか症状の改善が見られなかったため、ご相談の上、再度検査をさせてもらったところ、胆嚢粘液嚢腫が見つかりました。それに伴い、肝数値も正常値の10倍程度に上昇していました。

翌日、手術にて胆嚢摘出を行いました。摘出した胆嚢はパンパンに膨れており、形はいびつで硬くなっていました。胆汁は、非常に粘度が強くなっていていました。その中には、砂状の胆石が塊になり、小石状を形成している物も多く含まれていました。

術後は肝数値もすっかり落ち着き、正常値に戻りました。本人の体調も元気食欲ともに安定しており、元気に退院しています。

 

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MORIYA Animal Hospital
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