症例紹介

CASE

  • 2024.1.21

No226.外科症例(犬、血様乳汁分泌)

犬、6歳の未避妊の女の子です。

ワクチン接種の際、血様の乳汁が出るとのことでしたので、早めの避妊手術をお勧めしました。避妊手術を必要とする理由は、ホルモン異常による乳汁分泌の可能性が高いためです。

少し待ってから手術したいとのご希望でしたので、そのまま見合わせていました。しかし、腹部の皮膚が一部紫色に変色しているとのことで、来院されました。部位が乳腺部であったため、乳頭を絞ってみると茶色の乳汁が多量に出てきました。

そのため、早めの避妊手術を再度お勧めしました。

数日後、避妊手術を行いました。

避妊手術の際、卵巣に異常所見が認められました。

今回の血様の乳汁分泌は、この巨大な卵胞嚢腫が原因と考えられます。

手術も無事に終わり、1泊入院します。

中齢期~高齢期にかけて多い子宮や卵巣のトラブル!心配なことがありましたら、かかりつけの動物病院に早めにご相談してください。

 

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MORIYA Animal Hospital
モリヤ動物病院(トリミングサロン・ペットホテル併設)
中町センター病院(町田市)
 東京都町田市中町2丁目15-18 TEL:042-726-1500
つきみ野病院(大和市)
 神奈川県大和市つきみ野8丁目13-9 TEL:046-271-6660
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